34Building
 

内外共にリファインされたレトロモダンなオフィスビル

1969年に竣工した本建物は、「蚕糸会館」として農業・蚕糸関連団体の拠点となり、官公庁街の一角で地域に根差してきました。1階ではJA全農ちばの「シルクセンター」が営業し、絹製品の販売拠点として親しまれてきましたが、築50年以上が経過し老朽化が進んだことから、2024年より設備更新と意匠改修を中心としたリニューアルプロジェクトを始動しました。

設備面では、電気・空調換気・給排水・衛生機器・照明を全面的に更新し、現代のテナントオフィスとして求められる環境へ再構築。
自動ドア、電気錠、カードキーを導入するなど、セキュリティ体制も現代仕様へとアップデートしています。

意匠面では、レトロな外観の魅力はそのままに、モザイクタイルの質感や往時を思わせるガラスブロック、ブリックタイル、真鍮製照明を取り入れ、建物が歩んできた時間をデザインとして再現。さらに、間接照明と無線調光により、時間帯によって表情が変わるモダンなアプローチを実現しました。

長く親しまれた旧名「蚕糸会館」は使用できなくなったため、建物が見続けてきた時代への敬意を込め、新たな名称として「34 BUILDING」を掲げています。

本プロジェクトは、歴史を継承しながら現代に求められる価値を付与し、次の時代へと受け継ぐための再生計画です。

お客様の声

■ ご依頼のきっかけ・背景
取引先の銀行からのご紹介がきっかけで工事を依頼しました。

■ 選定理由・打ち合わせの印象
不明点への回答をはじめ、やり取りが非常に迅速で、
予算面を含めた相談にも柔軟に対応していただけたため、安心して進めることができました。
打ち合わせや設計、施工までの流れも大変スムーズでした。

■ 完成後のご感想・仕上がりについて
イメージパースとの相違もなく、納得のいく仕上がりでした。
外壁についても既存の建物と違和感なく調和しており、とても満足しています。
スタッフや来訪者からの反応も良く、好印象をいただいています。

■ コスト面・総合評価
コストは納得できる範囲で、総合的にも満足しています。
今後、リノベーションなどを検討している物件もあるため、ぜひまた依頼したいと思える内容でした。

(株式会社マルイシ 代表取締役 石田様より)

基本情報

所在地千葉県千葉市
床面積1954.86㎡
クライアント株式会社マルイシ様
業務内容設計施工
設計株式会社秀建

*掲載内容は施設オープン時点の情報です。最新の情報は施設ウェブサイトをご覧ください。

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