(株)秀建 編集部
2025.6.6
【事例付き】サウナの導入で集客力アップ!
メリットと流れを解説
昨今のサウナブームの影響を受け、集客を見込んでサウナの導入を検討する施設が増えています。
このコラムでわかること
●健康意識の高まり、またクローズドカルチャーを好む若者層のニーズ増によりサウナがブームになっている
●商業施設・温浴施設・宿泊施設などにサウナを導入することにより経営に良い影響が期待できる
●競合も多くなっているため満足度の高いサウナを導入するのが重要

サウナが注目される理由は?サウナブームの背景にあるもの
サウナが注目されている背景として、主に3つの理由があります。
- 健康意識の高まり
- メディアやSNS・YouTubeの影響
- クローズドカルチャーを好む若年層でのブーム
サウナは健康に良いというイメージが浸透し、健康意識の高まりとマッチしたことが理由のひとつです。
加えて有名人などがSNSやYouTubeをはじめとしたメディアで発信するようになり、より多くの人にサウナの良さが認識されるようになりました。
特にクローズドカルチャーを好む若年層のニーズを満たし、人気を集めていることもサウナブームの後押しになっています。
サウナを導入するメリット
サウナを導入するメリットとして、主に次の4点が挙げられます。
- 集客力アップにつながる
- 売上の向上も期待できる
- 顧客満足度の向上につながる
- 競合他社との差別化になる
それぞれのメリットを以下の段落で解説していきます。
集客力アップにつながる
サウナを導入することで、サウナ好きの人に選ばれやすくなる可能性があるのは大きなメリットです。
これまでは取り込めなかった客層に新たなアプローチができるため、新規顧客の獲得につながります。
サウナ体験に満足してもらえれば、サウナを目当てに来てくれるお客様のリピーター率向上も見込めるでしょう。
サウナがあることでお客様の選択肢として入りやすくなると、集客効果がアップします。
サウナの位置づけをオプションにするなど、サウナが苦手な人にも変わらず利用してもらえる工夫をすれば、既存のお客様を逃すこともありません。
売上の向上も期待できる
サウナの導入で客単価をアップさせられると、売上の向上も期待できます。
たとえば、ホテルや旅館などの宿泊施設の場合、サウナを導入した客室をプレミア料金に設定することも可能です。
サウナの利用を有料のオプションにしても、満足度が高ければ料金に見合ったサービスだと感じてもらえます。
また、特別な体験ができるイベントを開催したり、サウナの関連グッズを販売したりなど、施設を利用してくれるお客様の客単価を上げる工夫はいろいろあるでしょう。
サウナの導入でプラスアルファのサービスが提供できれば、売上の向上が期待できます。
顧客満足度の向上につながる
サウナで良い体験ができれば、顧客満足度の向上につながるのもメリットのひとつです。
健康意識の高まりやサウナブームによってサウナを愛好する人が増え、サウナのニーズは高まっています。
旅行先や出張先で利用する宿泊施設や日頃利用している施設などにサウナが加われば、より利用したいと思う人も多いのではないでしょうか。
サウナで日ごろの疲れを癒やせたり、リフレッシュできたりすると顧客満足度が向上し、リピート利用にもつながります。
リピーターが増えることで、安定した収益が見込めるうえに、口コミによる新たな集客も期待でき、長期的な経営の土台づくりにつながります。
競合他社との差別化になる
サウナの導入は、競合他社との差別化につながります。
特に、施設のコンセプトに合った魅力的なサウナを備えることで、他にはない個性を打ち出すことが可能です。
一口にサウナといっても種類はさまざまで、ドライサウナやミストサウナ、スチームサウナなど多彩なスタイルがあります。
また、共用スペースに大規模なサウナ設備を設けるべきか、それとも客室にプライベートサウナを設置すべきかといった判断は、施設のタイプやターゲット層によって異なります。
お客様のニーズを正確に把握したうえで、競合にはない独自の魅力を打ち出すことができれば、効果的な集客にもつながるでしょう。
サウナの導入に向いている施設
サウナの導入に向いている施設として、以下の6つが挙げられます。
- 銭湯や温泉などの温浴施設
- ホテルや旅館などの宿泊施設
- キャンプ場やグランピング施設
- フィットネスクラブやスポーツジム
- オフィスやコワーキングスペース
- 別荘や賃貸物件・シェアハウス
以下の段落で、それぞれ詳しく解説していきます。
銭湯や温泉などの温浴施設
サウナを組み合わせやすい施設のひとつが、銭湯や温泉など既存の温浴施設です。
サウナの需要が高まっている状況を考えても、サウナの導入で差別化が図れるメリットがあります。
お客様にプラスアルファのサービスを提供できることから、新規顧客の開拓やリピーターの獲得など集客力アップが期待でき、売上の向上にもつながる可能性が高いでしょう。
ホテルや旅館などの宿泊施設
ホテルや旅館などの宿泊施設も、サウナの導入に向いている施設です。
宿泊施設への導入では、共用スペースに大規模なサウナを設置したり、プライベート感の味わえるサウナ付きの客室を設けたりなど、複数の導入方法が考えられます。
共用スペースにサウナを設置する場合は、日帰り利用も可とすることで、新たな収入源にすることも可能です。
キャンプ場やグランピング施設
キャンプ場やグランピング施設は、敷地の空きスペースを活用しやすく、テントサウナやバレルサウナなどの設置に適しています。。
サウナがあれば、バーベキューをしたり、体を動かしたりして汗をかいたあと、すぐにリフレッシュできます。
何より開放感のある自然との相乗効果が期待できるため、キャンプ場やグランピング施設はサウナとの相性が良い施設です。
フィットネスクラブやスポーツジム
フィットネスクラブやスポーツジムも、サウナの導入に向いている施設です。
トレーニングとサウナを効果的に組み合わせれば、疲労回復や血行促進、美肌効果なども期待できます。
体を動かして汗をかいたあとにサウナに入ることで、リフレッシュもできるでしょう。
サウナ好きの人を顧客として取り込めれば、売上アップにもつながります。
オフィスやコワーキングスペース
リモートワークが普及し、オフィスやコワーキングスペースにサウナを併設するケースも増えてきました。
特に斬新なアイデアを出すことが求められる企業などでは、リフレッシュすることでアイデアが出やすくなる可能性もあります。
また、スタッフ同士のコミュニケーションの場所にもなるでしょう。
コワーキングスペースが多い都市部では、ほかの施設との差別化にも役立ちます。
サウナの導入事例5選
サウナを導入したことによって、収益や集客が向上した実例を5つ紹介します。
- 地域で親しまれた銭湯が機能的かつカジュアルに刷新
- ととのい空間を拡大したリニューアルサウナ
- ラグジュアリーな空間でリラックスできるプライベートサウナ
- 関東最大級!希少なサウナも楽しめる大型施設
- ファミリーでも!男女一緒にゆっくりくつろげるサウナガーデン
それぞれ詳しくみていきましょう。
機能的かつカジュアルに刷新された銭湯
デザイナーズ型銭湯「COCOFURO」シリーズの関西初出店の店舗、「COCOFUROおおみね湯」の設計・施工を秀建が担当した事例です。
あえて銭湯時代の看板跡は残しつつ、地域で親しまれてきた銭湯を時代のニーズに合う機能的なレイアウトに刷新しています。
浴室は銭湯の壁画文化を意識しながら、ボタニカルをテーマにしたカジュアルな雰囲気の空間になりました。
サイレントロウリュと爆風ミュージックロウリュという、静・動両方のサウナが堪能できる店舗です。
ととのい空間を拡大したリニューアルサウナ
住宅街にある温浴施設「極楽湯 宮崎店」をリニューアルした工事の事例です。
秀建は内風呂のほか、露天風呂やサウナ・デッキの改装、外壁の塗装などを担当し、木材を取り入れた統一感のある内装に仕上がっています。
遠赤外線タワーサウナはスギの木に張り替え、ととのい空間を拡大しました。
リニューアル後は露天風呂やサウナを目当てに訪れるお客様が増えています。
ラグジュアリーな空間でリラックスできるプライベートサウナ
富士山本宮浅間大社と富士山を借景に、素材やデザイン、技術にこだわり抜いた1日1組限定の貸切宿「MUKUten.舎 富士宮」の事例です。
秀建はプライベートサウナ「SAUNAGE」の導入を担当しました。
浅間大社の一之鳥居と逆さ富士をイメージした静岡県富士山世界遺産センターの建物が望める檜風呂の一角にSAUNAGEを導入し、ラグジュアリーな雰囲気を感じながらリラックスできる空間になっています。
関東最大級!希少なサウナも楽しめる大型施設
池袋駅前に建つビルの3~10階に、大規模な男性専用温浴施設「かるまる池袋」を新築する工事の施工を秀建が担当しました。
温浴施設は4種類のサウナと4種類の水風呂に加え、5種類のお風呂も備えた関東最大級の規模です。
日本では希少なケロサウナと薪サウナも楽しめる大型施設として、人気を集めています。
ファミリーでも!男女一緒にゆっくりくつろげるサウナガーデン
千葉県にある農園リゾート「THE FARM」の敷地内に誕生した、「おふろcafé かりんの湯」の事例です。
秀建は新棟「サウナガーデン」の施工を担当しました。
もともとあった天然温泉を残しつつ、収容人数30人以上の大型サウナ室が作られ、男女一緒にロウリュサウナが利用できるようになっています。
雑誌・コミックを多数そろえた空間やハンモックを備えたととのいスペースもあり、ファミリーで訪れてもゆっくりくつろぎながら楽しめる空間になりました。
満足度の高いサウナを導入するためのポイント
せっかくサウナを導入するのなら、お客様の満足度が高いサウナを導入したいものです。
そのためにも、意識すべき3つのポイントがあります。
- ニーズを踏まえたサウナを導入する
- サウナ・水風呂・ととのいスペースをつなぐ快適な動線を設計する
- コンセプトに沿って統一感のあるデザインにする
以下の段落で、それぞれのポイントを詳しく解説します。
ニーズを踏まえたサウナを導入する
満足度の高いサウナを作るためには、ニーズに合ったサウナを導入することがポイントです。
ドライサウナやスチームサウナ、ミストサウナやフィンランド式サウナなど、サウナの種類は多岐にわたり、それぞれ向いているシチュエーションがあります。
マーケット調査で把握したニーズも踏まえて、導入するサウナを選ぶことが重要です。
サウナ・水風呂・ととのいスペースをつなぐ快適な動線を設計する
サウナの導入では、動線がスムーズになるよう設計することも大事です。
良いサウナを導入したとしても、実際に使ってくれるお客様にとって使い勝手の悪いサウナでは、顧客満足度の低下を招くおそれがあります。
サウナ・水風呂・ととのいスペースをつなぐ快適な動線を設計に反映させることで、満足度の高いサウナが実現できます。
コンセプトに沿って統一感のあるデザインにする
空間全体に統一感があることで、施設のブランディングやリピート率を高める効果が期待できます。
そのため、サウナだけを単体で考えるのではなく、施設全体の内装や照明、素材の統一感を意識してデザインを設計する必要があります。
たとえば、同じ和モダンのデザインで統一したり、内装に同じ素材を用いたりなど、コンセプトに沿って施設全体の統一感を意識したデザインにしましょう。
サウナの導入で集客力アップにつなげよう
これまでサウナのなかった施設にサウナを導入すると、集客力や売上のアップ、顧客満足度の向上や競合他社との差別化が図れるなど、さまざまなメリットがあります。
サウナの導入で集客力をアップできるのは、温浴施設だけにとどまりません。宿泊施設やキャンプ場、オフィスや別荘などにもニーズがあり、集客力アップの効果が見込めます。
満足度の高いサウナを導入するためには、ニーズを踏まえることのほかに、快適な動線設計やコンセプトに沿った統一感などを意識することも大事です。
「秀建」はサウナや温浴施設をはじめとした豊富な施工実績を持ち、サウナの導入においても設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫して対応しています。
サウナの導入を検討しているのなら、ぜひ秀建にご相談ください。