開業前にチェック!後悔しないショップデザインの選び方

デザイン

 

ショップデザインは顧客に店舗を印象付けるだけでなく、売り上げにも大きな影響を及ぼします。とはいえ、こだわっておくことで経営にプラスになるとわかっていても、何をどう変化させたり取り入れたりしたらいいのかわからず、苦労しているという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、開業後に後悔しないショップデザインの考え方や、売り上げアップにつながるポイントなど詳しくご紹介します。

 


コラムのポイント
・たくさんの顧客を呼び込み、売り上げを伸ばしていくことを目指して取り入れられるショップデザイン。どのようなショップデザインを採用するかによって、売上は大きく変わります。
・ショップデザインによって、店舗の認知度、好感度、リピート率、売上は大きく変わります。開業後に後悔しないよう、コンセプトが定まり独自性のあるショップデザインを決めていくようにしましょう。


 

− table of contents −

◼  売り上げを左右するショップデザイン
◼ ショップデザインを決める3つのポイント
◼ 高利益率のショップデザインはここが違う!
◼ 長く愛されるショップデザインを!

 

 

売り上げを左右するショップデザイン

たくさんの顧客を呼び込み、売り上げを伸ばしていくことを目指して取り入れられるショップデザイン。どのようなショップデザインを採用するかによって、売上は大きく変わります。

お店がターゲットとする顧客に合わせて効果的に宣伝するために、足を止めてもらい呼び込めるように外観をデザインし、顧客が理想とする買い物や体験などができて、心地よい空間にするために内観をデザインしていきます。需要と供給が一致するショップデザインになっていれば、顧客の満足度や売上アップにつながるため、どのようなショップデザインを採用するかはとても重要です。

 

 

 

ショップデザインを決める3つのポイント

 

店舗にあったショップデザインを決めていくためには、外せないポイントが3つあります。

 

ポイント①  周りの環境とマッチングするスタイル

住宅街や複合施設のテナント、路面店などどのような環境に出店するのかによって採用するデザインは異なります。例えば住宅街に出店する場合、周辺に住む方々の年齢層や好む景観、好む色合い、人口推移、車の流れなどを調べた上で、住宅街に溶け込むショップデザインを採用する必要があります。また、商業施設に出店するのであれば、他社とイメージカラーが被っていないか、コンセプトや内装が似通っていないかなどを調べ、独自性を出していく必要があります。

特に住宅街に出店する際は、環境にマッチしないデザインを採用してしまい近隣住民の不満を募らせてしまわないよう注意しましょう。

 

ポイント②  業態に相応しいテイスト

カフェやレストランなら顧客がリラックスして飲食できるようなテイスト、大衆居酒屋なら賑やかでワクワクするようなテイスト、といったように業態ごとに最適なテイストは異なります。どのような設備を投入するのか、色使いはどうするのか、など業態に合わせて選ぶようにしましょう。あえて異なるテイストを採用し、ギャップで顧客を呼び込み成功している例もありますが、自社が展開しようとしているサービス形態が果たしてそこに当てはまるのか、意表を突くだけにならないか、事前に調べておくことが大切です。

 

ポイント③  予算とのバランス

コンセプトやイメージ、ショップデザインを決めていくためにもデザインにはしっかりと予算を取りたいものですが、費用の基準が明確ではないため予算は立てにくい…というのが本音かもしれません。ショップデザインは、店舗の広さや動線、設備などを決めた上でインテリアや壁紙、床材など全手を決めていくために重要な地図のようなもので、店舗運営者だけでなく顧客から施工業者、後に出入りする業者まで利用する人全てがわかりやすく、さらに店舗としての理想を実現するためのものである必要があります。どこまでこだわり、どこまで自分たちの意見を取り入れてもらった上でデザインしてもらうかによっても異なりますが、バランスを考えながら予算をしっかりかけていくことが大切です。

 

 

 

高利益率のショップデザインはここが違う!

PALETAS 東京ミッドタウン店

 

しっかりと顧客の心を掴み、売り上げを伸ばし続けている店舗が採用しているショップデザインは、他の店舗とどう違うのでしょうか。

 

立地とのバランス

立地の人の流れや昼夜それぞれの人口、スケール感、近隣店舗とのバランスを考慮した上で、独自性を発揮しています。煌びやかでゴージャスな雰囲気よりも落ち着いたシックな雰囲気が好まれる立地で、自己主張の強い色使いやネオンカラーを採用してしまうと、人の流れが起きにくく受け入れられるのにも時間がかかります。

近隣住民や街のライフスタイルや嗜好、人の流れを事前にチェックした上で、その立地に適したショップデザインをすることが大切です。

 

特定のアイキャッチ

どんな店舗なのか、何をやっているのか、などの情報は、実際に足を踏み入れて体験してもらうことで伝えることができます。そのためにも、まずは看板やロゴ、のぼりなどのアイキャッチにこだわって顧客の目を引き、存在に気付いてもらうことが大切です。

ショッピングモールのような、買い物を目的としてやってくる人に対するアイキャッチと、駅のコンコースのような、通勤通学を目的としている人に対するアイキャッチは異なります。人の思考は、『気付く→興味を持つ→調べる→行動する』というパターンを持っています。気付いてもらい、興味を持って足を踏み入れてもらうためにも、その場所に応じたインパクトのあるアイキャッチにしましょう。

 

店外に露出する店内の素材感・照明演出

店外で感じる雰囲気と、店内に足を踏み入れた時の雰囲気にギャップが生まれてしまうと、途端に顧客の心は離れてしまいます。店内がどのような雰囲気なのかは、素材をうまく組み合わせて店外の人にも伝わるようにしましょう。

例えば、アロママッサージのお店であればナチュラルなイメージの強い木材や植物、穏やかな明るさの照明を店外にも設けることで、安らぎのある落ち着いた店内を容易に想像できます。店舗の特徴が伝わるように、どんな店なんだろうと興味を持ってもらえるように、意識することが大切です。

 

このように、しっかりと利益を生み出すショップデザインは、様々なポイントをおさえた上でつくられています。

消費者の80%は、非計画にその場で購買することを決めているといわれています。顧客が潜在的に持っている購買意欲を顕在化するように、ショップデザインで訴えかけることができれば、顧客の心を掴み売り上げを伸ばし続けることができるのです。

 

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長く愛されるショップデザインを! 

寿司酒場 わっしょい

 

ショップデザインによって、店舗の認知度、好感度、リピート率、売上は大きく変わります。開業後に後悔しないよう、コンセプトが定まり独自性のあるショップデザインを決めていくようにしましょう。

 

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