(株)秀建 編集部
2026.6.19
オフィスの内装事例10選!失敗しないためのポイントとは?
オフィスの内装施工は、見た目をきれいにするだけでなく、社員が働きやすく、来訪者にもよい印象を与えられる空間をつくるための大切な工事です。
レイアウトや動線、会議室・休憩スペースの配置、照明や空調などを見直すことで、日々の業務がしやすくなり、会社らしさも伝わりやすくなります。
一方で、デザインだけを重視してしまうと、実際に使いにくいオフィスになったり、設備や法規面で後から調整が必要になったりすることもあります。
本記事では、秀建が手掛けたオフィスの内装施工事例を紹介しながら、目的に合った空間づくりの考え方や、内装工事で失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。
このコラムでわかること
●オフィス内装は、働きやすさの向上だけでなく、企業ブランドや事業価値を伝える経営資産である
●満足度の高いオフィスづくりには、デザイン性だけでなく、業務効率・設備・将来の運用まで見据えた計画が重要
●企業の目的や成長戦略に合わせて空間を設計することで、組織力や対外的な価値発信を強化できる
オフィスの内装施工事例10選

オフィスの内装は、企業の働き方やブランドイメージを形にする重要な要素です。
ここでは、私たち秀建が携わった内装工事の事例を紹介します。
- 古いビルを刷新し、社内外の利用を考慮したオフィスの事例
- 自社の個性を活かして洗練された空間の新社屋を作った事例
- 展示室を設けて自社の魅力を発信できるオフィスを作った事例
- 自動車整備工場の常識を覆す、オフィス併設工場の事例
- 老朽化したビルをレトロモダンにリニューアルした事例
- 食の新拠点として新機能を備えたオフィスを具現化した事例
- フードコミュニケーション発信の場として生まれ変わったオフィスの事例
- 本社移転を機に壁面を開口した開放感のあるオフィスを実現した事例
- WRC造の可能性を広げる、南青山の新築施工事例
- 人員増加に伴い、新たなニーズを満たしたオフィスの改装事例
それぞれの事例を順番に見ながら、自社のオフィスづくりに取り入れやすい考え方や、内装施工で参考にしたいポイントを解説します。
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古いビルを刷新し、社内外の利用を考慮したオフィスの事例

1976年に建てられた早川鉄鋼販売株式会社さまの東京本社ビルを内外装ともにリニューアルした事例です。
古さを感じさせる印象を一新するとともに、社員が働きやすく、専属協力会社の方々も利用しやすい空間へと整えました。
室内には、スタンディングミーティングに活用できる大型テーブルを備えたスペースや多目的室、自然光が差し込むラウンジなどを設置。
打ち合わせや休憩、交流など、さまざまな用途に対応できるよう工夫されています。
従業員の生産性や快適性に配慮しながら、社内外の人が快適に過ごせるオフィス空間へと刷新されています。
自社の個性を活かして洗練された空間の新社屋を作った事例

もともと製造工場だった建物を取得し、オフィスとして使いやすい空間にリニューアルした事例です。
鉄筋工事を手掛ける会社らしさを表現するため、既存の鉄骨レールを活かしたスケルトン天井として仕上げました。
また、エントランスにはお客さま自身が施工した鉄格子があり、ショールームのように企業らしさが伝わる空間になっています。
一方で、ブリック調の壁や植栽も組み合わせることで、工場らしい無骨さに偏りすぎず、来訪者や社員にとって印象のよい洗練された空間に仕上げています。
自社の事業内容や強みを内装に反映させることで、働く場所でありながら企業らしさも伝えられるオフィス空間になりました。
展示室を設けて自社の魅力を発信できるオフィスを作った事例

新たに取得した5階建てビルの内外装を整え、オフィスとして活用できるようにした事例です。
この計画では、お客さまへのアプローチ力を高めるため、来訪者に商品やサービスの魅力を伝える展示室や、商談に活用できるLABを新設しています。
素材感を活かした内装にすることで、ただ説明するだけでは伝わりにくい自社の世界観やこだわりを、空間全体で感じてもらえるようにしています。
営業や商談の場としても活用できるため、オフィスを「働く場所」だけでなく「自社の魅力を発信する場所」として整えたい企業にとって参考になる事例です。
自動車整備工場の常識を覆す、オフィス併設工場の事例

従来の自動車整備工場の印象を刷新する、オフィス併設型工場の内装事例です。
株式会社家所亮二建築設計事務所の設計のもと、秀建が施工を担当しました。
外装には塗装した杉材の羽目板を使い、工場らしい無機質な印象を抑えながら、周辺環境にもなじむ外観に仕上げています。
また、オフィス部分は壁を最小限に抑え、床の高さに変化をつけた開放的なスキップフロアに。
天井をはじめ随所に植栽や木材を取り入れることで、機能性の中にも柔らかな調和を感じられる空間としています。
また、整備工場エリアでも床や壁、設備機器の色調・素材選びにこだわり、細部までデザイン性を感じられる空間になりました。
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老朽化したビルをレトロモダンにリニューアルした事例

1969年に竣工した旧「蚕糸会館」を、現代のテナントオフィスとして使いやすい建物へ再生した事例です。
設備面では、電気・空調換気・給排水・衛生機器・照明を全面的に更新し、現代のテナントオフィスとして求められる環境へ再構築しています。
さらに、自動ドアや電気錠、カードキーを導入し、セキュリティ体制も現代仕様へと整えています。
デザイン面では、レトロな外観の魅力を残しながら、小さなタイルを組み合わせたモザイクタイル、光を通すガラスブロック、レンガのような質感を出せるブリックタイル、真鍮製の照明などを取り入れ、建物が持つレトロな雰囲気を活かしました。
また、間接照明と無線調光により、時間帯によって異なる表情を楽しめるモダンな空間に仕上げています。
古い建物の魅力を残しながら、設備やセキュリティを現代の水準に整えたことで、次の時代へつながるビルへと生まれ変わりました。
食の新拠点として新機能を備えたオフィスを具現化した事例

RIEI FOOD LABOは、株式会社リエイさまが食の研究所・開発基地として新設した拠点です。
施設内には、食をテーマにしたコミュニケーションスペースやセミナールームなどが整えられています。
単なる執務スペースではなく、食に関する研究・開発や交流の場として活用できるように計画されている点が特徴です。
自社の事業内容に直結する機能を空間に組み込むことで、食の研究・開発を支える新たな拠点として整えられています。
フードコミュニケーション発信の場として生まれ変わったオフィスの事例

株式会社久世さまのキッチンスタジオは、創業100周年に向けて、新たなフードコミュニケーションの発信拠点としてリニューアルしました。
長年使われてきたテストキッチンを改修し、デリカ・惣菜セミナーや食材セミナーなどを開催できる場所として整えています。
また、隣接するミーティングスペースもあわせてリニューアルし、よりビジネスに向けた協議を支える空間を設けました。
単なる調理・検証の場にとどまらず、食に関するコミュニケーションを生み出し、継続的に発信していくための場所へと生まれ変わっています。
本社移転を機に壁面を開口した開放感のあるオフィスを実現した事例

本社移転に伴い、内装工事・外構工事・外壁工事・電気設備工事・屋上防水工事を行った事例です。
特徴的なのは、壁面を開口して大きなFIX窓を設けた点です。
固定式の大きな窓を取り入れることで、明るく開放感のある空間に仕上がりました。
光が入り、外とのつながりを感じられるオフィスは、来訪者に安心感を与えやすく、相談や打ち合わせの場としても活用しやすくなります。
WRC造の可能性を広げる、南青山の新築施工事例

港区南青山に誕生した地上5階建てのWRC造(壁式鉄筋コンクリート造)のビルの施工事例です。
オーナー様が長年暮らしてきた大切な土地に、住宅・店舗・ギャラリーとして多目的に活用できる複合ビルを建築しました。
外断熱や外壁タイル貼りなど、施工難易度の高い内容も含まれていたため、設計を担当した株式会社スタジオコアーをはじめ、協力会社と綿密に打ち合わせを重ねながら工事が進められました。
RC造に外断熱、外壁タイル貼りを組み合わせ、長い年月を経ても価値ある建物となることを目指して施工しています。
人員増加に伴い、新たなニーズを満たしたオフィスの改装事例

秀建の自社オフィスでは、人員増加に対応するため、1階のカフェスペースを執務室と打ち合わせスペースへ改装・拡張しました。
単に席数を増やすだけでなく、複数のグループが同時に打ち合わせできるレイアウトにして、打ち合わせしやすい空間に整えました。
また、TV会議にも対応できるようにすることで、オンラインでの打ち合わせなどのニーズにも応えられる空間になっています。
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事例からわかる!失敗しないオフィスの内装施工のポイント

複数の事例を見ていくと、満足度の高い内装施工にはいくつかの共通点があることがわかります。
具体的には、次の点を事前に確認しておくことが重要です。
- 既存建物の状態を踏まえ、どこまで施工するかを事前に相談する
- 移転や通常業務への影響を踏まえてスケジュールを確認する
- 素材や仕上げが企業イメージに合うか確認する
- 施工後の使い勝手まで見据えて要望を共有する
- 設計・施工を一貫して対応できる会社も検討する
以下では、実務で押さえておきたい観点について詳しく解説します。
既存建物の状態を踏まえて施工範囲を相談する
古いビルや建物の内装工事では、壁や床などの見える部分だけでなく、電気・空調・給排水・照明・セキュリティなどの状態も確認することが大切です。
たとえば、34Buildingさまの事例では、1969年竣工の建物を活かしながら、電気や空調換気、給排水、衛生機器、照明を全面的に更新しています。
さらに、自動ドアや電気錠、カードキーも導入し、テナントオフィスとして使いやすい建物へと整えました。
築年数が経っている建物は、見た目をきれいにするだけではなく、設備の老朽化や使い勝手まで含めて施工範囲を考える必要があります。
事前に建物の状態を確認し、どこまで工事するべきかを施工会社に相談しておくことで、完成後の不具合や追加工事を防ぎやすくなります。
移転や業務への影響を踏まえてスケジュールを確認する
オフィスの内装工事では、工期の遅れが移転日や通常業務、来客対応に影響するため、早い段階でスケジュールを確認しておくことが重要です。
特に、トミオさまのオフィスのように本社移転に合わせて内装・外構・外壁・電気設備・屋上防水まで行う場合は、複数の工事を並行して進める必要があります。
工事期間だけでなく、設計や各種確認、材料の手配といった施工前の工程に加え、引っ越しや業務再開のタイミングまで含めて、全体の流れを把握しておくと安心です。
移転日やオープン日が決まっている場合は、余裕を持った工程を組み、万が一の遅れに備えた進め方を施工会社と共有しましょう。
素材や仕上げが企業イメージに合うか確認する
オフィスの素材や仕上げは、来訪者や社員に与える印象を左右する大切な要素です。
株式会社ダイニッセイさまの事例では、鉄筋工事を手掛ける企業らしさを表現するため、既存の鉄骨レールを活かしたスケルトン天井や鉄格子をデザインに取り入れています。
一方で、ブリック調の壁や植栽を組み合わせることで無骨な印象に偏りすぎず、洗練された雰囲気に仕上げています。
このように、企業らしさを表現する部分と、働きやすさや親しみやすさを感じられる空間づくりとのバランスを考えることが大切です。
素材サンプルや色味、照明による見え方、仕上がりの質感まで事前に確認しておくことで、完成後のイメージのズレを防ぎやすくなります。
施工後の使い勝手まで見据えて要望を共有する
内装工事では、完成直後の見た目だけでなく、実際に働く人が毎日使いやすいかどうかを考える必要があります。
秀建 浦安支店の改装では、人員増加に合わせて1階のカフェスペースを執務室と打ち合わせスペースへ変更しました。
複数のグループが同時に打ち合わせできるレイアウトにし、TV会議にも対応できるようにすることで、日常業務に合った空間に整えています。
人が増えると、席数だけでなく、会議室、オンライン会議の場所、収納、動線、電源の位置なども不足しやすくなります。
将来的な人員増加や働き方の変化も見据えて、普段の業務内容や困っていることを施工会社に具体的に共有しましょう。
設計・施工を一貫して対応できる会社も検討する
理想のオフィスを実現するには、デザインの方向性だけでなく、予算や工期、使い勝手、施工品質まで含めて計画することが大切です。
設計・施工を一貫して対応できる会社に依頼すると、打ち合わせの窓口がまとまり、要望や変更点を共有しやすくなります。
株式会社久世さまの事例では、キッチンスタジオと隣接するミーティングスペースを一体で整え、セミナーや食材提案、商談に使いやすい空間へ改修しました。
このように、複数の機能を持つオフィスでは空間の使い方を理解したうえで、設計から施工まで調整できる体制が役立ちます。
コンセプトを形にしながら現場での調整にも対応してもらえるため、完成後の使いやすさまで考えたオフィスづくりを進めやすくなります。
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内装のポイントを押さえて理想のオフィスを作ろう!

理想のオフィスをつくるには、見た目のデザインだけでなく、働きやすさや来客時の印象、将来的な使い方まで考えて内装を計画することが大切です。
今回紹介した事例では、古いビルの設備更新や、素材・仕上げによる企業らしさの表現、展示室・キッチンスタジオを活用した魅力発信など、それぞれの目的に合わせた空間づくりを行っています。
また、オフィス移転や人員増加に伴う改装では、打ち合わせスペースの使いやすさやオンライン会議への対応、動線、設備の利便性まで確認しておくことが重要です。
秀建では、オフィスをはじめ、ホテルや飲食店など幅広い建築・内装工事において、企画・設計・施工・アフターメンテナンスまで一貫して対応しています。
古い建物のリニューアルから、企業の個性を活かした空間づくり、展示・商談・研修などの機能を備えたオフィスづくりまで、目的に合わせたご提案が可能です。
オフィスの内装施工を検討している方は、ぜひお問い合わせください。