2026.8.19

レンタルオフィスの内装で入居率を高めるには?必要なスペースや業者選びのポイントを解説

レンタルオフィスの入居率を高めるには、内装の見た目だけでなく、利用者のニーズに合った個室や共用スペースを設け、快適に働ける環境を整えることが大切です。

限られた空間を有効に活用するためには、利用者の働き方やニーズ、収益性を踏まえて、個室と共用スペースの配置や広さを検討する必要があります。

本記事では、レンタルオフィスの内装で押さえておきたい考え方や、入居者に選ばれやすい空間づくりのポイントを詳しく解説します。

このコラムでわかること

●レンタルオフィスの入居率を高めるには、見た目だけでなく、利用者ニーズと収益性を踏まえて個室・共用スペース・設備を設計することが重要
●選ばれ続けるレンタルオフィスにするには、内覧時の印象に加えて、入居後の快適性や使いやすさ、将来のレイアウト変更まで見据えた内装計画が必要
●レンタルオフィスの事業価値を高めるうえでは、ターゲットや運営方針を理解し、設計・施工から開業後の改善まで伴走できる内装業者を選ぶことがポイント

レンタルオフィスは内装で入居率が変わる!


レンタルオフィスを選ぶ際は、立地や料金だけでなく、内装の印象や使いやすさも比較されます。

条件が近い施設のなかから選ばれやすくするには、利用者が快適に働ける空間を整えることもポイントです。

たとえば、次のような工夫が挙げられます。

  • 利用者の人数に合った個室を用意する
  • 会議室や電話ブース、ラウンジなどの共用スペースを設ける
  • 受付の場所や案内を分かりやすくする
  • セキュリティや空調、照明、防音性を確保する
  • 利用者のニーズに合ったオフィストレンドを内装や設備に取り入れる

ただし、流行のデザインや高価な家具を取り入れるだけでは、入居率の向上につながるとは限りません。

想定する利用者や働き方を明確にしたうえで、個室、共用スペース、設備、デザインに一貫性を持たせることが重要です。

また、開業後は施設全体の入居率だけでなく、個室の広さ別の入居率や、内覧から契約に至った割合、解約理由なども確認しましょう。

利用状況を継続的に分析し、需要の低い個室の広さを変えたり、共用スペースの配置や内装を見直したりすることで、入居率の改善につなげられます。

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レンタルオフィスの入居率を高めるための内装のポイント


レンタルオフィスの内装を計画する際は、内覧時の印象だけでなく、入居後の使いやすさや快適さまで考慮することが大切です。

入居率を高めるために押さえたいポイントは、次の通りです。

  • 想定する利用ニーズを整理する
  • 受付やエントランスの印象を高める
  • 利用人数に応じた個室を用意する
  • 共用スペースを充実させる
  • 長時間働きやすい環境を整える

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

想定する利用ニーズを整理する

レンタルオフィスの内装を計画する際は、どのような利用ニーズがあるかを整理しておくことが大切です。

レンタルオフィスには、個人事業主や企業の支店、プロジェクトチームなど、さまざまな利用者が入居する可能性があります。

そのため、特定の業種や企業規模だけに合わせるのではなく、幅広い使い方を想定しておきましょう。

たとえば、次のような点を整理しておくと、必要な設備や空間を検討しやすくなります。

  • オンライン会議の頻度
  • 来客や打ち合わせの有無
  • 必要とされるセキュリティ
  • 共用スペースの利用方法
  • 求められる静かさやプライバシー

オンライン会議が多い場合は電話ブース、来客が多い場合は会議室や受付スペース、機密情報を扱う利用者が多い場合は遮音性やセキュリティへの配慮が求められます。

こうした利用ニーズをあらかじめ整理して内装会社へ共有することで、設備や動線、デザインなどを施設の使われ方に合わせて検討しやすくなります。

幅広い利用者にとって使いやすい環境を整えながら、施設としての統一感も持たせることが大切です。

受付やエントランスの印象を高める

受付やエントランスは、入居希望者や取引先が施設を訪れた際に、最初に目に入る場所です。

清潔感や信頼感のある空間に整えることで、施設だけでなく、入居している企業にもよい印象を持ってもらいやすくなります。

受付やエントランスでは、次のポイントを押さえましょう。

確認したいポイント

意識したいこと

案内の分かりやすさ

施設名や受付の場所がすぐに分かるサインを設置する

来訪者の動線

来訪者が執務スペースを通らずに、受付や会議室へ移動できるようにする

プライバシーへの配慮

執務スペースや書類、パソコンの画面などが来訪者から見えにくい配置にする

受付方法

無人受付では受付端末や呼び出し設備を見つけやすい場所に設置し、有人受付では作業スペースや収納を確保する

利用しやすさ

段差を抑え、通路幅を確保するなど、出入りや移動がしやすい空間にする

デザイン

施設のコンセプトに合った色や素材、照明、家具を取り入れ、統一感を持たせる

見た目のデザインだけを重視するのではなく、来訪者が迷わず受付でき、入居者の仕事を妨げずに移動できる空間をつくることが大切です。

施設のコンセプトに合ったデザインと、案内や動線の分かりやすさを両立させることで、内覧時の印象を高めやすくなります。

利用人数に応じた個室を用意する

レンタルオフィスでは、1人用から複数人用まで、想定する利用人数に合った個室を用意することが大切です。

ただし、各定員の個室を均等に設けるのではなく、ターゲットとする利用者や地域の需要を踏まえて、個室の広さと室数のバランスを決めましょう。

個室構成の例は、次の通りです。

想定する利用者

おすすめの個室構成

個人事業主や支店として利用する企業

1~2人用の個室を多めに設ける

少人数の企業

2~4人用の個室を中心に設ける

成長中の企業やプロジェクトチーム

4~6人用の個室や、将来連結できる区画を設ける

個室の定員は、机や椅子を置ける人数だけで決めるのではなく、収納スペースや移動のしやすさ、オンライン会議の利用なども考慮する必要があります。

また、入居企業の人数が増減する可能性を踏まえ、間仕切りを変更しやすい構成や、隣接する個室をまとめて利用できるレイアウトを検討するとよいでしょう。

共用スペースを充実させる

会議室やラウンジ、電話ブース、オープンワークスペースなどを設けることで、個室だけでは対応しにくい働き方を補えます。

特に、オンライン会議が多い利用者にとって、周囲を気にせず話せる電話ブースは魅力の一つです。

また、入居者同士が交流できるラウンジや、気分を変えて作業できるオープンワークスペースがあると、施設の付加価値を高めやすくなります。

ただし、共用スペースを広くしすぎると、貸し出せる個室の面積が減り、収益性に影響する可能性があります。

想定する入居者数や利用方法を内装業者へ伝え、個室とのバランスを踏まえて、必要な種類や広さ、数を提案してもらいましょう。

内覧時の見栄えがよくても、室内が暗い、温度を調整しにくい、周囲の声が響くといった問題があると、入居後の満足度に影響する可能性があります。

長く利用してもらうためには、日常的に快適に働ける環境を整えることが重要です。

照明や空調に加えて、内装業者へ次のような点を相談するとよいでしょう。

  • 長時間座っても疲れにくい椅子を選ぶ
  • パソコンや資料を置ける広さのデスクを用意する
  • 各席に十分な数のコンセントを設ける
  • 吸音材や遮音性のある間仕切りで音漏れを抑える
  • 個室ごとに空調や換気を調整しやすくする
  • 照明がモニターに映り込まないように配置する

設計段階では気づかなかった問題が、実際の運用後に明らかになることもあります。

開業後も利用者の意見や利用状況を確認し、必要に応じて家具や設備、室内環境を見直すことが大切です。

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レンタルオフィスの内装で必要なスペース


レンタルオフィスに必要なスペースは、特定の入居者が使う「専有部」と、複数の入居者が利用する「共用部」に分けて考えます。

主なスペースと内装のポイントは、次の通りです。


必要なスペース

主な役割・用途

内装のポイント

専有部

個室

単独または特定の企業・グループが専用で使用する

防音性や空調、コンセントの数、レイアウト変更のしやすさに配慮する

半個室・固定席

個人事業主や少人数の入居者が作業する

プライバシーを確保しながら、圧迫感の少ない間仕切りを採用する

収納スペース

書類や備品、私物などを保管する

キャビネットや鍵付きロッカーを設置する

共用部

オープンワークスペース

入居者が自由に仕事や作業を行う

1人席や複数人席、集中席などを目的に合わせて配置する

会議室

商談や社内会議、オンライン会議を行う

防音性を確保し、モニターや電源などの設備を整える

個室ブース

通話やオンライン会議を行う

遮音性や換気、照明、電源を確保する

受付・エントランス

来客対応や入退館管理を行う

施設のコンセプトに合った、分かりやすく清潔感のある空間にする

ラウンジ・休憩スペース

休憩や入居者同士の交流に使用する

執務スペースと雰囲気を変え、くつろぎやすい家具や照明を取り入れる

複合機・事務機器スペース

印刷やコピー、スキャンなどを行う

通行の邪魔にならない場所に設け、作動音や用紙の収納にも配慮する

トイレ・洗面スペース

入居者や来客が使用する

利用人数に合った数を確保し、清潔さや使いやすさに配慮する

ロッカー・郵便受け

私物や郵便物、宅配物を保管する

鍵や暗証番号を採用し、入居者ごとに管理できるようにする

すべてのスペースを同じ広さで設ける必要はありません。

想定している利用者やコンセプトを内装会社へ伝え、各スペースの広さについて提案を受けましょう。

レンタルオフィスの内装業者を選ぶポイント


利用者のニーズに合ったレンタルオフィスをつくるには、空間の使い方や設備、デザインを具体的な形にできる内装業者へ依頼することが大切です。

ただし、内装業者によって得意な施設や提案できる内容、工事後のサポート体制などは異なります。

希望する空間を実現するためには、料金だけで判断せず、複数の観点から比較する必要があります。

内装業者を選ぶ際の主なポイントは、次の通りです。

  • 施工実績
  • 提案力
  • 見積もりの分かりやすさ
  • アフターサポートの有無

ここからは、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

施工実績

内装業者を選ぶ際は、これまでにどのような施設を手がけてきたかを確認しましょう。

施工事例を見るときは、完成後の写真だけでなく、次の点も確認します。

  • 物件の広さや利用人数
  • 個室と共用部の構成
  • 設計・施工を担当した範囲
  • 空調や電気、防災、セキュリティ工事への対応
  • 工事期間や予算
  • 開業後に行った改善やメンテナンス

イメージしているレンタルオフィスと近い施工事例がある場合は、どのような課題があり、どのような提案や工夫によって解決したのかも聞いてみましょう。

写真だけでは分かりにくい防音性や動線、照明、空調などについて具体的に確認すると、業者の対応力や提案力を判断しやすくなります。

また、内装業者によって対応できる範囲は異なります。

企画から施工、メンテナンスまで一貫して対応できる会社であれば、連絡窓口を一本化でき、やり取りをスムーズに進めやすくなります。

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提案力

内装業者を選ぶ際は、要望をそのまま形にするだけでなく、想定する入居者や料金設定、物件の条件、予算を踏まえて提案してくれるかを確認しましょう。

たとえば、「個室をできるだけ増やしたい」という要望に沿って部屋数だけを増やすと、通路が狭くなったり、会議室や電話ブースが不足したりする可能性があります。

提案内容を比較する際は、次の点を確認します。

  • ターゲットやコンセプトがレイアウトに反映されているか
  • 個室の広さや数に根拠があるか
  • 入居者や来訪者、運営スタッフの動線が整理されているか
  • 個室と共用部の面積配分が適切か
  • 将来の区画変更に対応できるか
  • 予算に応じた複数の案が示されているか

図面や完成イメージの見栄えだけで判断せず、レイアウトや設備をそのように計画した理由も確認してみてください。

各案のメリットだけでなく、注意点や費用への影響まで具体的に説明してくれる業者であれば、納得したうえで計画を進めやすくなります。

見積もりの分かりやすさ

見積もりを確認する際は、総額だけでなく、工事内容や使用する材料、施工範囲が分かりやすく記載されているかを確認します。

「内装工事一式」といった記載が多い場合は、他社との比較が難しく、追加費用が妥当かどうかも判断しにくくなります。

複数の業者から見積もりを取る場合は、同じ図面や仕様、工事範囲、希望工期を伝え、条件をそろえて比較しましょう。

あわせて、見積もりに含まれていない工事や、建物側で行う工事、別途発注が必要な設備がないかも確認しておくと安心です。

追加工事が発生する条件や、工事内容を変更する際の見積もり・承認方法を契約前に決めておくと、着工後の費用トラブルを防ぎやすくなります。

アフターサポートの有無

内装業者を選ぶ際は、工事後のサポート体制も確認しましょう。

実際に利用を始めてから、扉や空調、照明などに不具合が見つかることもあります。

保証期間や対応範囲、修理やメンテナンスの相談ができるかを確認しておくと安心です。

開業後も継続して相談できる業者であれば、不具合や改装が必要になった際にも対応を依頼しやすくなります。

レンタルオフィスの価値を高める内装は専門業者に相談しよう


レンタルオフィスを選ばれやすい施設にするには、ターゲットに合った個室や共用スペースを設け、快適性と収益性のバランスを考えた内装計画が不可欠です。

必要な設備やスペースを整理したうえで、利用者が使いやすいレイアウトや動線にする必要があります。

また、開業後の運営や将来のレイアウト変更まで見据え、レンタルオフィスの施工実績がある内装業者へ相談することもポイントです。

秀建では、レンタルオフィスの設計・施工・アフターサポートまで一貫して対応し、コンセプトや運営方針に合った空間づくりをサポートしています。

利用者の働きやすさや運営のしやすさを踏まえた内装計画をご提案します。

レンタルオフィスの開業や改装を検討している方は、秀建へご相談ください。

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(株)秀建 編集部

(株)秀建 編集部

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